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ポリビニルアセタール樹脂（PVB）の特徴
ポリビニルブチラールをはじめとするポリビニルアセタール樹脂は、分子レベルのコントロールで強靭性、接着性、分散性といったユニークな性能をバランスよく発現できるため、多くの製品分野で課題解決に貢献できる可能性を持った多機能性ポリマーです。
強靭性・・・ 強度としなやかさ（可撓性）を付与
接着性・・・ ガラスや金属等の基材にしっかり接着
分散性・・・ 粉体（フィラー、顔料）を微細・均一に分散、維持
ポリビニルアセタール樹脂の使用方法とアプリケーション例
ポリビニルアセタール樹脂は多様な有機溶剤に対する溶解性を有します。さらに、顔料、カーボン材料、セラミック粉等を溶液中に混合分散することにより、ポリビニルビニルアセタール樹脂の特徴を生かしたアプリケーションへの展開が可能となります。
※スラリー・・・ セラミック粉等の粉体が、溶剤中に溶けずに分散している液状混合物。
※グリーンシート・・・ スラリーをキャリアフィルムと呼ばれるプラスチックフィルム上に薄く塗り伸ばし、シート状に乾燥させたもの。
※LiB・・・ リチウムイオン電池(Lithium Ion Battery)。現在一般に広く使用されている二次電池(充電可能な電池)。
※MLCC・・・ 積層セラミックコンデンサ(Multi-Layer Ceramic Capacitor)。電流のノイズ除去等を担う電子機器に必要不可欠な部品。
その他アプリケーション例
ポリビニルアセタール樹脂は上記以外にも樹脂改質（高機能化）剤、銀塩用バインダー、接着剤等幅広い用途で使用されています。
樹脂改質（高機能化）剤
銀塩（レントゲン写真）用バインダー
接着剤より詳しい情報はこちら
ポリビニルアセタール樹脂（PVB）は非常に優れた素材であり、他にも多数の長所が存在しています。今後も、HPPC TECHsにて随時紹介させていただきますが、今すぐさらに詳しい情報をご確認したい方は、下記ページにてより詳しく説明してあります。
