FACES

1.これまでのご経歴と現在のお仕事について教えてください。

高校時代から化学が好きだったので大学では高分子化学を専攻し、タンパク質の構造解析を専門とする研究室でオワンクラゲの蛍光特性と蛍光タンパク質の構造の関係について研究していました。新卒で積水化学に入社後は中間膜、導電材料の製品開発や耐火材料の研究開発など幅広い分野で多くの方と一緒に開発に携わってきました。現在は耐火事業部で製造しているフィブロックという耐火製品を水素自動車や電気自動車等、次世代のモビリティ分野に新規展開するべく、新たに"高温断熱性"という機能に着目してメカニズム検証、改良を行っています。なかなか目に見える結果が出にくいという点で製品、研究開発は想定以上に大変な部分もあるのですが、それも含めて化学メーカーで期待すべき経験を積めていると感じています。

2.あなたがこれまでに一番すごいと感じたイノベーションとは?

トヨタのウーブン・シティです。AIや自動運転などの様々な先端技術を導入し、実際に人々が住んで検証する実験都市の構想にイノベーションを感じました。個々の分野の様々な技術革新はニュース等で知る機会はありますが、それらの幅広い分野の技術を集約し、街を作り、人に未来型生活を実体験してもらい、それを開発へフィードバックするというのは構想の実現だけでももの凄いコストと時間がかかり、多くの企業の協力が必要だと思います。それを投資と考え、実践したところにトヨタのもの作りへの思いの強さを感じましたし、それこそが強い開発力に繋がるのではないかと改めて感じました

3.あなたがイノベーションに向けて挑戦していることを教えてください。

ちょっとした発想の転換やワンアイデア、当たり前を少し疑うことで従来とは異なったものができるのではないかと思っています。当たり前になっていて気づけないことや、変えられないと思い込んでしまっているものが実はたくさんあるような気がします。そんな中最近感動したのが、初めから逆さになっていて使用時にひっくり返す手間を省いた、液体洗剤のボトルです。劇的な変化があるわけではないですが、その小さな無駄を省くための然るべき点に着眼するというのは簡単なことではないので、日頃から何か変えることができるところはないかと意識的に考えるようにしています。さらに、個人の生活レベルのことに言及すると、ありたい自分に近づくために、社会人になってからは一年の目標を立てて年末に振り返る機会を作るようにしています。内容は仕事面、理想の姿、挑戦したいことや行きたい場所など様々です。社会人になると自由に使える時間やお金が増える分、自分次第で今も将来も変化させられると思うので、後悔しないように毎年着実に自分なりにステップアップしたいと考えています。

4.あなたのONOFFスイッチは?

浅く広くですが様々なことに興味があります。大学生の頃から国内・海外問わず旅行やカフェ巡りが好きでしたし、社会人になりお酒や山登り、ライブ、パン作り、また去年からはキャンプにもはまっています。飽き性というのもありますが、何でも1度は挑戦してみようとするタイプなのでその時々の自分の好きなことをして休日を楽しんでいます。どちらかと言えば、土日と平日をしっかり分けて生活することでON・OFFを切り替えていますね